【RAT4タイプ別スイング解説】
良い運動は自身が落ち着く、股関節の位置(ニュートラルポジション)から身体の運動連鎖を起こし、戦略的に身体を使う事で、パワーを発揮します。
パワーとは『力×速度』で成り立つため、筋肉量(力)だけでなく、各関節の動くスピードも関係するため、股関節は上半身と下半身を結ぶ関節として最も重要になります。
このような物理学的視点からGolf STANCERはご自身がどのような動きを得意としているのかをニュートラルポジション・股関節の動きの特徴から身体運動軸(RAT4)を導き出します。
RAT「Rotation Axis
Theory」の略で、4つに分類されるSTANCER独自の運動解析基準です。内軸(1)のクロスタイプと、外軸(2)のパラレルタイプに分類されます。また右股関節と左股関節の優位性を踏まえ、RAT4では左外側(L2)・左内側(L1)・右内側(R1)・右外側(R2)の4つのタイプで分類されています。
人の動きには螺旋状の運動パターンを得意(ボクシングでいうストレート)とする群と直線的な運動を得意(ボクシングでいうジャブ)とする群に分かれます。
日本人は着物や袴などを着ていた文化で合った為、難波歩行(右手・右足、左手・左足)の文化で、直線的に身体を使うことを得意としていました。しかし洋服の導入により現在の歩行パターン(螺旋状)に変わってきました。
しかし、人の動きは文化だけでなく、環境により左右されることが多いため、ご自身の動きはどのような特徴を持っているのかを知る必要があります。クロスタイプ(螺旋状運動戦略)はL1(右手・左足)、R1(左手・右足)を繋げた動作戦略に長けているニュートラルポジション、運動連鎖を持ち合わせていると考えられます。また、パラレルタイプ(直線上運動戦略)はR2(右手・右足)、L2(左手・左足)を繋げた動作戦略に長けているニュートラルポジション、運動連鎖を持ち合わせていると考えられています。

【RAT4 タイプ別特徴早見表】

CLUB SWING 【クラブスイング】
バックスイングでは重心を右足の内側までで抑えてトップの形を作り、そこから右骨盤をボールにぶつけていく様なスイングが特徴。 ダウンスイング時に骨盤の並行移動が入ると、インパクトの位置やタイミングがズレてしまうので注意する。
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R1タイプスイング動画
バックスイング中に左足に重心を移動させ、その際の捻転差によってスイングをしていくのが特徴である。 バックスイングが浅くなると、タイミングが取りづらくなりミスショットが出やすくなるので注意する。
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L1タイプスイング動画
Putting 【パッティング】
ボールの打ち出し方向に対して並行してヘッドを左右に振るため、幅は広めの安定した幅が適しています。 オートマチックなパッティングになる為、距離感はストロークの長さ、方向は立ち方で決める。 マレットやネオマレットの様な比較的大きなヘッドが推奨となる。
しっかりと体軸をイメージし、その軸の回転運動でパッティングを行う。その為スタンス幅は狭めが適しています。 マニュアル的な動作が得意傾向にある為、方向や距離感は上半身(腕)の打感で調整する。 パターヘッドはL型マレット、ピン型の様な小さなヘッドが推奨となる。
